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Omatsuri
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​山中 千枝子

よさこい国際交流隊代表

こうち現代学級経営授業研究会代表

よさこい祭り」は,みんなが元気になって楽しめる「お祭り」です。それは,みんながドキドキ,ワクワク,そわそわしながら集まってくる「みんなの居場所」で,あの世の先祖とこの世の人間が分け隔てなく一緒に楽しむという

「盆踊り」と共通しています。

今の言葉で言うと,「誰一人とりのこさない」というイベントです。勿論,今の「よさこい

祭り」の隆盛には,受賞チームや踊りの上手なスターの存在が欠かせません。

が,本来,お祭りにはスターはいなくて,お祭り

に集まってきている人全員が主役です。

私たちは,そんなお祭りの原点をチームの柱にして,大切にしています。


昔から,人は神祭の「音」と「匂い」に集まってきました。その点,音と匂い満載の「よさこい祭り」は,最高のお祭りです。

さらに,「ほにや」に代表されるトップチームのパフォーマンスや若者の路上ライブ的要素をもつ「よさこいソーラン」が加わり,よさこい祭りは,「世界のYOSAKOI」へと進化してきました。

私たちは,お祭り×YOSAKOIを体現するダイバーシティ&インクルーシブなチームを目指しています。

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​丁野 信二

よさこい祭り競演場連合会会長

万々商店街振興組合理事長

「よさこい祭り」は,高知市の商店街の振興や市民の健康を願う「お祭り」です。「お祭り」は,出来上がった会場でパフォーマンスを行うイベントとは異なります。

「会場設営やイベント運営等,準備段階からみんなで作り上げて本祭を迎えます。「本祭の二日間,よさこい鳴子踊りを踊って楽しかった」というだけでは本当の「よさこい祭り」を体験したことにはなりません。

ですからJICA日系研修員のみなさんにも,競演上で会場を設営したり,踊り子にメダルをかけたり,後片付けや掃除を手伝ってもらったりと,「よさこい祭り」の運営も体験してもらっています。

以前は,よさこい祭り競演場連合会のスタンスも「踊子チームを踊らせてあげている」というものでしたが,最近は,「踊っていただいてありがとう」というものに変わってきました。

一番いいのは、よさこい祭り競演場連合会の「踊っていただいてありがとう」というお接待の気持ちと,踊子チームの「踊らせていただいてありがとう」という感謝の気持ちが一緒になって,両者の良好な関係が続くということだと思っています。

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​杉本 貴美

よさこい総合プロデュース

よさこい衣装製作​

よさこい祭りは,民衆から自然発生した光の革命です。民衆が踊りに突き動かされ,感動したエネルギーに引っ張られて全国に広まりました。

お祭りと言っても神事が内向きなのに対して「よさこいソーラン」は外向きで,企業やビジネスとの親和性があります。よさこい祭りは,神事とよさこいソーランの中間にあって,あいまいな感じで憎めない存在です。


よさこい祭りが変わったのは,平成に入って札幌の「よさこいソーラン」が爆発し,全国的にメディアで脚光を浴び始めたころだと思います。それまでよさこい鳴子踊りは,人に見せる踊りより市民が楽しむ祭りでした。

 

そんな高知市民が,よさこいソーランを見て,「ぱっと見,ショーとして本家が北海道に負けている感や,北海道に祭りをとられた感」を感じた。「悔しい,もっと気張らんといかん」という気持ちが,その後の「ほにや」に代表される受賞チーム誕生につながっていったように思います。

ともあれ,よさこい祭りは,暗い世の中でも明るい気分になれるし,引きこもりの子どもがいろんな人とつながって救われるような感覚の

「お祭り」です。

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